夏期講習-数学


概説

  • 校内生はまず前期の復習を全問、何も見ずに自力で解けるレベルまですること。
    • ノートを見ながらでないと解けないのはまだ定着したとは言えない。ただし、数学は新しい問題に対処する能力も大切なので、復習だけに夏休み全てを費やすのは危険である。
  • 「IAIIB分野で0~1講座、III分野で0~1講座」もしくは「全分野講座を0~1講座」が基本の取り方になる。
    • 前者に関して、両分野で1つずつ取るというパターンが多い。ただし、2講座取ると負担が膨らむので、数学がある程度得意な人向けの取り方である。
    • 前者に関して、どちらかの分野だけを受講するというパターンも多い。特に数学があまり得意ではないのであれば、負担軽減のために講座数を絞った方が良い。
    • 後者に関して、『数学重要β』や『大学別数学』を取るパターンが多い。受講による負担を小さくしたい者や、総合的なトレーニングを行いたい者に適する。
  • 主な講座のレベルは、エクストラ数学>大学別数学≧数学特講≧完全攻略(映像)>数学重要≧攻略(映像)>数学徹底>数〇〇頻出分野。
    • 目安レベルは大体、S教材の学習が順調→数学特講、B教材が順調→数学重要。
    • IAIIBとIIIでは同一名講座でもIIIの方がレベルが高い。(要するに『数学特講(III)』のレベルはかなり高い)。


センター対策講座

夏のセンター数学IA
  • センター数学IAの授業。
  • 夏は講義中心なので、苦手な人は丁寧に準備していけば良い。冬はテスト演習の比重が上がる。

夏のセンター数学IIB
  • センター数学IIBの授業。
  • 夏は講義中心なので、苦手な人は丁寧に準備していけば良い。冬はテスト演習の比重が上がる。


二次・私大対策講座






数学重要(III)
  • 数IIIの標準問題を解けるようにする講座。
  • 難易度は前期『ZB』以上、後期『ZB』以下。
  • 『ZB』が配当されているなら、『数学特講(III)』よりこちらの方が後期教材への接続がしやすい。

数学徹底(IAIIB)

数学徹底(III)

数IA頻出分野

数IIB頻出分野

実戦!計算力向上メソッド(IAIIB)
  • 五藤先生のオリジナル講座。
  • 医学部の問題が多い(生徒から医学部に偏っていると指摘されたため少し改善された)。
  • 師によると「結構できる生徒が質問に来た問題」を参考にしたらしい。解説したいことが全て含まれている問題を探した結果、かなり古い問題も掲載されている。
  • 夜の時間帯だと約40分延長。センター試験テクも教えてくれる。

実戦!計算力向上メソッド(III)
  • テキスト作成者は五藤先生と小山先生。2日間講座。
  • 1日目は積分計算、2日目は不等式の評価を主に扱う。五藤先生の考案した計算テクが学べるので計算が苦手な人にオススメ。
  • この講座に限らず、テクニック系の講座は上手く活用できる問題が中心であるので、演習を通じて様々な問題に適用してみる経験を積むのは必須。但し積分計算は一般的なやり方と全く違うテクニックを習うため、一般的なやり方に慣れている人は無理に解き方を変える必要はないだろう。
  • 医学部の過去問なども入っているので薄いテキストながらにパンチの強い内容になっている。
  • 2013年度のテキストでは2014年度大阪大学のほぼ同じ問題を解説していた。
  • 五藤先生で取ると授業延長あり。


大学別講座

東大理系数学
  • テキスト作成者は小林先生など(関東の先生)。
  • 実戦模試や他大学の過去問からなる。東大に通用する高いレベルの思考力を養うことが目標。扱う内容は、図形、整数、確率、微積分、論理・論証の五大テーマ。
  • 巻末の付録に25年分の問題が載っていたが、2017年度より5年分に削減され、それ以前のものから東大らしく演習価値の高い10問の載ったページが設けられた(解説もあり)。
  • 講義は実質3日間で、4日目は「テスト(75分)+解説」。吉岡先生で受けるとテスト時間が5分ほど短くなる。

東大文系数学
  • テキスト作成者は森先生(関東の先生)。
  • 扱う内容は、数式、図形、数列・確率の三大テーマ。
  • 4日目には、テスト演習100分と解説60分を行う。

京大理系数学
  • テキストは麻野先生、勝美先生、森(宏)先生、後藤先生の共著。そのため上記先生方の担当が多い。
  • 京大過去問は例題のみに使われ、授業用問題には実戦模試や他大学の問題、またはその改題などが用いられている。
  • 森(宏)先生で取ると、作問の意図や元ネタ、関連する過去問などの情報を話してくれる。
  • 米村先生の担当が広島校にのみある。

京大文系数学
  • テキスト作成担当は理系と同じ。そのため上記先生方の担当が多い。

東北大理系数学
  • 西日本では浜松校にのみ設置されている。鹿野先生が担当。

東工大数学
  • 西日本では名古屋校、福岡校にのみ設置。名古屋校では谷口(昌)先生、福岡校では廣瀬先生が担当。

一橋大数学

阪大理系数学
  • ほぼ楠本先生の独壇場。
  • 名古屋校では松永先生が担当。1日当たり5題のペースで講義は展開されており、テキストの問題は実戦模試、他大学の過去問等も含まれている。
  • 松永先生曰く、「本番では取るべき問題ばかりですからね~」とのこと。だが中には少なからず難問もあるので注意が必要。なお、松永先生の講座だと補充問題を数問、最後の授業で解説をしてくれる。

阪大文系数学
  • ほぼ楠本先生の独壇場。

名大理系数学
  • 名古屋校と浜松校に設置されている。
  • 名古屋校では小笹先生、浜松校では箕輪先生が担当。

名大文系数学
  • 名古屋校と浜松校に設置されている。
  • 名古屋校では小笹先生、浜松校では松永先生が担当。

九大理系数学
  • 広島校、福岡校に設置されている。広島校では吉田先生、福岡校では村上先生が担当。

九大文系数学
  • 福岡校にのみ設置されている。村上先生が担当。

広島大理系数学
  • 広島校にのみ設置されている。八木先生が担当。

広島大文系数学
  • 広島校にのみ設置されている。八木先生が担当。

神戸大理系数学

神戸大文系数学

大阪市大・大阪府大理系数学
  • 楠本先生の独壇場。


映像講座

この夏極める数学IAIIB
  • 清先生(関東の先生)の映像講座。
  • 各分野別の講座ではなく、「手法」や「考え形」を学ぶために複数の分野を混合させた総合問題を解くための講座。東大や京大の問題が多く収録されておりかなりの難問もある。
  • 『数学XB』との相性が抜群。

この夏極める数学III
  • 雲先生(関東の先生)の映像講座。
  • 極限、微分、2次曲線の問題の内、大数評価でBランクの問題を扱う。
  • どちらかと言うと現役生向けに授業する。
  • 殆ど白チョーク一本で余談や無駄な板書は一切ない授業。物凄く説明が論理的かつ丁寧で分かりやすい。ポイント説明もあり。

東大理系数学
  • 映像は小林先生(関東の先生)が担当。
  • LIVEで扱うものと同じ内容。映像授業用の補助プリント付。映像では試験時間はなく全て解説授業(テストは事前に自宅解答)。
  • 小林先生(通称コバタカ)の解説は非常に丁寧であり、映像講座ではあるがクオリティは高い。金のロレックスに目がいきがち。

東大文系数学
  • 映像は森先生(関東の先生)が担当。
  • LIVEで扱うものと同じ内容。

医系数学
  • 森先生の映像講座。
  • 医系数学において頻出分野である確率・極限・微積分・複素数平面を扱う。
  • 冬期(同名講座)より簡単。

★以下4つの講座は杉山先生の映像講座。

数学IAIIBの攻略

数学IAIIBの完全攻略

数学IIIの攻略
  • 『数学重要β(IAIIBIII)』よりもレベルは低い。

数学IIIの完全攻略
  • 『数学特講(III)』の一つ下のレベルの講座。この講座のレベルも結構高い。
  • 「基礎を確認しつつ応用力を養成」というよりは、「頻出の入試問題を演習しつつ重要な考え方・定石を確認」する講座。『実力強化問題集』の抜粋付き。
  • 総合演習っぽさが強い。問題毎に単発で重要事項がどんどん紹介される感じで、網羅性や体系性はあまり感じられない。『ZS』など基礎から系統的に学ぶ前期教材を切って代わりに受講するには適さない。
  • 杉山先生曰く前期『ZB』がスラスラできるレベルだと取ってもOKとのこと。

  • 最終更新:2022-08-20 20:15:02

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード