夏期講習-古文・漢文
概説
- 現代文で0~1講座、古文漢文で0~2講座が基本の取り方になる。
- 文系の人は国語を多めにとる傾向がある。英語についで重要な科目であり、自力で対策しずらい科目だからだと考えられる。
- 理系の人は国語の受講数は絞る傾向がある。英語数学理科の状況がよほどよい人は例外であろうが。
- 主な講座の特徴として、『古文特講』では二次対策を、『夏のセンター古文』ではセンター対策を行う。
- よく、古文漢文が苦手だからとりあえず講座を取るという人がいる。
- 授業では素材として本文を用いるため、読解の解説に軸足が置かれる。古文の文法や単語、漢文の矩形などの確認も行われるが、あくまでも本文を読みながら触れていく形になる。
- よって、古文の文法や単語、漢文の矩形など、最低限の知識すらない状態で受講してもあまり意味はない。前期のうちにまず、自学自習をきっちりすること。
センター対策講座(LIVE・映像)
夏のセンター古文
- センター形式の問題を解説する講座。
- テキストは講義問題2題、補充題1題。また、2日目と4日目にテスト1題ずつを扱う。テスト問題については、板書用に行間を大きく取った補助プリントが配布される。
- 講義では一行ずつ丁寧に活用語句などを説明していく。センターなのである程度ザクザク読んでいく。冬期と違い、和歌はあまり扱われない。
- 菅野先生曰く、高卒前期の『古文(センター対策)』に付いていけるレベルの人向け。前半は前期教材より易しい問題を、後半は前期教材より難しい問題を扱うらしい。
- 担当が菅野先生、北川先生、二宮先生、丸谷先生、後上先生だと締め切る可能性アリ。
- 北川先生はかなり独特で、文章を殆ど読まずに知識で解く方針を取る。従って知識は正確なものを要求する。2次等に活かしにくいので、古文はセンターだけという人向け。
基礎からのセンター古文
- センター形式の問題を解きながら、特に読解に必要な基本文法(助動詞、敬語など)の確認からやるセンター基礎講座。
- 菅野先生曰く、高卒前期の『古文(センター対策)』について行けないレベルの人向け。
完答を狙うセンター古文20〇〇
- 2015年度に新設された松井先生(関東の先生)の映像講座。
夏のセンター漢文
- 文章がやや短めのセンター形式の問題を解説する講座。
- テキストは講義問題9題、補問1題、白文・書き下し文・訳例、そのほか付録。付録は漢詩の常識、再読文字の一覧、句形の総整理。
- 講義では一行ずつ丁寧に語句や句形などを説明していく。センターなのである程度ザクザク読んでいく。
- 計10問もの文章を扱うので、しっかり予習して臨めば他の人に差をつけることができる。ただし、前期の授業で習った基本語句などを、ある程度覚えていないと厳しい。
- 理系の場合この時期は、他科目を優先した方が良いのではないか。
二次・私大対策講座(LIVE・映像)
古文のルール
- 古文読解に必要な文法など基本的なことからやる講座。通常授業の『古文Iα』や『古文Iβ』の基礎版。
古文特講
- テキスト作成者は秋本先生(関東の先生)。前田先生、二宮先生、池上先生など、実力講師の担当が多い。
- 掲載題は6題。敬語がまったく無く単語も易しいものから源氏物語のようなバリバリ敬語と難しい単語が入っているものまで。
- 古文の原文を意識して「発言部分」の「」が外されている。自力で見抜けるようになろう。「と」「とて」「など」等に注意すれば良い。
- この講座は季節ごとにテーマをもたせて作成されているらしい。春は助動詞の活用、夏は敬語の理解、冬は和歌を含む文の解釈。
- 前田先生曰く、『Iα』と『TK』の中間レベル。大学別講座と比較検討してみよう。
ハイレベル国公立大古文~読解&記述~
- 東大・京大以外の国公立向けの講座。
- 実は『古文特講』よりもレベルが高い。
古文要点完全チェック
- テスト演習を通して古文要点をチェックしていく講座。
古文助詞・助動詞の識別
- 1日完結講座。
- 正直、『古文重要事項』をじっくり読む方がよっぽど勉強になる。
これで分かる!和歌のポイント
- 2日間講座。冬期にも設置されている。テキストは前田先生作成。
- 通期の授業では和歌は特にピックアップしないので、不安な人は検討すると良い。しかし、難関国立大の過去問も普通に扱っているので、センターだけの人には適さない。『冬のセンター古文』が良いだろう。
- 前田先生はとても推すにも関わらず、師の担当は毎年名古屋校に1日(朝+昼)と冬期に設置されるだけである。丸谷先生や菅野先生曰く、文法がガタガタな人が授業を受けてることがよくあるけど、意味ないから『Iα』をやり直した方が良いとの事。
- 2013年度よりテスト演習が追加された。2016年度はテキストの最後の問題が京大でテスト演習が阪大であった。
漢文攻略法【基礎編】
- 漢文の読解講座。
古典の王道
- 上野先生(古文)・三宅先生(漢文)(両者共、関東の先生)の映像講座。
- 古文、漢文を一括で各2日ずつやる。
大学別講座(LIVE・映像)
夏の東大古典
- 映像の『東大古文』『東大漢文』とは全く違う。
- 古文、漢文を一括で各2日ずつやる。
- 夏の間に知識事項をしっかり身につけておくと良い。秋以降は国語にあまり時間を掛けられない。
京大古文
- テキスト作成は前田先生。
- 前田先生と菅野先生が担当している。
- 第1問は「青本を見ながら埋めるように、という前田先生の拘りで」(岩手先生談)直近10年分の過去問を年表毎にまとめる問題(作業)である。
- 2日目と最終日にテスト演習がある。
名大国語
- 名古屋校にのみ設置されている。
- 現代文、古文、漢文を一括で現代文を2日、古文と漢文は各1日でやる。現代文のみの受講も可。校内生は割引料金で、名大コースの人は無料。
名大古文
- 名古屋校にのみ設置されている。
- 担当は丸谷先生。『名大国語』の1つ。この講座を単独で受講することはできず、『名大国語』として現代文、古文、漢文を一括して受けなければならない。
名大漢文
- 名古屋校にのみ設置されている。
- 担当は久我先生。『名大国語』の1つ。この講座を単独で受講することはできず、『名大国語』として現代文、古文、漢文を一括して受けなければならない。
早大古文
- テキスト作成者は白鳥先生(関東の先生)。
関関同立古文
- テキスト作成者は池上先生。
- 教材は関関同立の傾向に合わせた池上先生のオリジナル問題になっている。
私大古文(基礎から実戦へ)
東大古文
- 上野先生(関東の先生)の映像講座。
- 講座の性質上、映像は毎年取り変えられている。
- 『夏の東大古典』とは全く違う。
東大漢文
- 三宅先生(関東の先生)の映像講座。
- 講座の性質上、映像は毎年撮り変えられている。
- 『東大古文』同様、『夏の東大古典』とは全く違う。
- 最終更新:2020-05-05 21:00:03