テキスト-英語(高卒)

概説

  • 通期の英語の学習内容は、何種類ものテキストに細分化されて収録されている。全貌が掴みづらいかもしれないが、基本的には読解と作文をメインに学習する。
    • 文法も学ぶには学ぶが、理論を一から系統的に学ぶようなことはせず、読解の中で用いたり、作文の際に使ったりすることを想定した学び方をする。
    • 読解も作文も最小限の分量にポイントが圧縮されている。演習量があまり多くないので、(特に英作文は)市販の教材を追加する者が少なくない。
  • とはいえ、まずは各テキストを予復習するのが基本。教材を追加するのは普段の学習が軌道に乗ってからである。
    • 苦手な人は、語彙などの初歩的な知識は自分で一箇所(単語ノート、カードetc.)にまとめていく方が、教材を右往左往して混乱する事態が防げるだろう。
    • 得意な人は普通に各テキストを復習していけば良い。語彙などは文脈に乗せながら有機的に身につけられるので、問題ないだろう。
  • 講習で新しい内容が出てくることは基本的にない。通期の内容をしっかり復習すれば学習内容としては十分である。
    • 但し、演習量が足りない可能性はある。講習期間も講習をとったり、市販の教材を自習したりする人が多い。なお、ある程度慣れてきたら自習の方が効率が良い。
    • 特に問題がなければ通期の復習を優先し、講習を取るならば劇的な飛躍を狙うのではなく、演習量を追加して通期のおさらいをするイメージが適当だろう。

テキスト

スーパー英語実戦テスト
  • 大阪校のSS・MS・LSクラス、京都校と大阪南校の演習強化コース、名古屋校と広島校のDASHコースの後期のみ実施するテスト演習型の講座。
  • 授業は「テスト演習(20分)→解説」の流れ。かなり難しく、LSクラスの平均が1桁だったこともあった。
  • 霜先生は、テスト演習+旧帝大or医科大の読解の過去問25分+解説授業となり、テストは自己採点となる。
  • 吉村先生は、テスト演習+国公立記述問題合わせて25~35分の後、50分解説という枠に捉われない授業が行われる。
  • 『数学難問テスト』と違い、該当クラス、コース以外の人はお金を払っても受けることはできない。

英語構文S、HA、B
  • 構文主義の駿台の根幹をなす大事なテキスト。
  • 「文構造を正確に把握する力」「内容を的確に掌握する力」「正確に和訳する力」の養成を目的とする。
  • 『英語構文S』は関東の斎藤(資)先生と大島先生、関西の桜井先生ともう一人による共同制作。『英語構文HA』の作成者は川上先生(関東の先生)。『英語構文B』は関西作成。
  • 『英語構文S』はスーパーコースで使用する。『英語構文HA』はSE・RE・ME・LE・UEクラスで使用する。『英語構文B』はSF・SG・RFクラスで使用する。
  • 文章は文の集まりであるため、まずは一文一文を読めなければならない。一文の内容はその文の形式を手がかりにすると掴みやすいので、まずは文法知識を用いて文構造を分析する方法(構文解析)を学んでいく。
  • 勘違いしやすいが、あくまで一文の文構造(形式)把握のための演習教材であり、文章の読解力(論理関係や全体の構造性を理解する力)を養うものではない。
    • 巻末のAppendixにポイントがまとめてあるので、とりあえずこれができれば構文学習としては十分である。
    • ただ、構文を羅列するだけでは実戦的ではないので、授業では実際の英文の中で練習を行う。
  • 構文は読解学習の方法論的には最も基礎的な内容だが、テキストの難易度は高い。京大の過去問も入っている。
    • 竹岡先生曰く「日本で一番難しいテキスト」「珍品コレクション(too complex)」。
    • 大島師曰く「英文の内容が難しくなりすぎてまともな構文のテキストから逸脱している」。
  • 予習で文章を全訳をするよう言われるが、かなり難儀。踏ん張らなければならない。
    • 全体的に難しい単語が多いが、適宜辞書をひけばよい。このテキストで学ぶべきは構文である。
    • 構文にフォーカスを当てているため、意味が取りづらい。また、通釈が通しにくく、文章の流れが掴みづらい。
    • 本文再掲があるので、テキストに直接書き込んでも復習で困ることはない。
  • 内容としては、一昔前の英文解釈の問題集のようなやたら説教臭いものが多い。表先生は、内容面で暗記する価値の高い文章があるため、これと『英文読解S』はしっかり復習するようにおっしゃっていた。
  • 訳例の解釈に違和感を覚える講師も少なくなく、講師によっては毎時間訂正することも(表先生はボロカスに言う)。明らかな誤訳も目立つし、そもそも日本語として不自然。
  • 中盤以降これでもかと言わんばかりに強調構文が出て来る。入試本番で見抜けない人が多いため、It is ◯ that 〜. の文構造には敏感になっておこう。

英文読解S、SD、H、C
  • 構文解析から内容理解へとつなげるための精読用教材。
  • 『英文読解S』はSS・MS・SA・MA・LS・LA・UAで通年使用、その他のスーパーのクラスは前期のみ使用し、後期からは『英文読解SD』を使用する。『英文読解H』はSE・RE・ME・LE・UEクラスで使用する。『英文読解C』は、SF・SG・RFクラスで使用する。
  • 前後期とも、難関国立大の入試問題から取った英文が5、6題掲載されている。1つ1つの文章は短く、テキストはとても薄いが、多くのことが学べるように作られている。
  • この教材だけでは読解の演習量は明らかに足りない。他の教材と合わせてある程度補完されるが、更に追加で演習を勧める講師もいる。
  • 本文隣ページのFor Studyで、重要表現や構文を確認しよう。解釈用の例文として覚えるのも良い。
  • 桜井先生の担当だと、構文、文脈、単語など様々な視点で、その文章から学べることを全て教えてくださる。
  • 『S』と『H』は桜井先生作成なので、文章が何個か被っている。『S』は桜井先生の担当が多い。なお、関東の『英文読解S』とは別物である(関東は大島先生作成)。

語法文法研究S、H
  • 語彙レベルのルール(語法)と一文レベルのルール(文法)を確認しつつ、英文構成の練習を行う教材。塚田先生作成。
  • 『S』はスーパーコースで週1コマ、前期に§1〜4、後期に§5〜11を学ぶ。『H』は他のコースで前期にPart1(§1~4)とPart2(§5~9)を週2コマ、後期にPart3(§10~17)を週1コマかけて学ぶ(原則Part1の先生が担当)。
  • テキストには要項や例文などはなく問題のみで、欠落要素を補いつつ整序英作するものがほとんど。正確な語法文法の知識がないと、補うモノがわからずかなり難しい。
    • どちらかというと英文の組み立てに主眼が置かれている。『長文英文構成演習』の前座として、「使えそうな表現を思い浮かべて、それを核にして文としての体裁を整える」という英作文の基礎練習を徹底的にやる。
    • 各問には『文頻』の参照ページが書かれている。余程でない限り無くても困らないが、まともに英作練習ができていないなら参照にすると良い。
    • 登場する語法文法の知識は、重要なものに絞られている。英語が苦手で語法文法のレベルから丁寧にやり直したいなら各自参考書を、それこそ上述の『文頻』を合わせると効果的かもしれない。
  • 文法分野の特性上、眠気を誘いやすく切る人も多いが、良講師だと無機質な暗記から若干解放される。
  • 竹岡先生は「語法・文法を勉強するのは文法問題を解くためではなく作文を書くためである」という考えから、英作文のためのテキストと呼んでいる。授業は「お手製プリントによるスピード解説+追加演習」。扱う内容はセンターの発音・アクセント・文法、英文解釈、和文英訳など多岐に渡り、師の著書からの引用もある。英語を幅広く勉強できるため、上位層からも大好評である。ただ、師はこのテキストを「文法が古過ぎる」から批判。
  • 沖先生曰く、「この難易度の問題は(難し過ぎて)少なくとも関西の国公立や私立ではまず出ない」らしい。そのため、担当が沖先生だと師がテキストの問題をセンターの文法問題風にアレンジしたプリントを使って授業を進めていく。

和文英訳S、H
  • 英作頻出の語法文法を学び、それらを使って短文英訳の練習を行うテキスト。作成者は勝田先生(関東の先生)。
  • 『S』はスーパーコースで、『H』は他のコースで使用する。各§は、その課で学ぶ文法に関する例文(音声付き)、短めの和文英訳問題(ExerciseA)、長めの和文英訳問題(ExerciseB)から成る。ExerciseBには京大の改題も含まれる。但し『H』にはB問題がなく、最終章に応用問題がある。
  • §は文法事項で分けられており、文法の解説に主眼が置かれている。例文は暗唱すると良い。但し、収録問題は良選されておらず、§外の書き方の方が実戦的な場合も多い。
  • にもかかわらず、授業では無理に§内の構文や語法で解答を提示しようとする。表現の自由度が悪いため、純粋な英作教材としては(主に上級者から)不評の声も上がっている。
  • 問題の難易度といい解説内容といい、実質的には演習教材に近い。得意な人はどんどん解いて、授業で自己添削していけば、さらに表現力(表現の精度や幅)が上がるだろう。
  • 『語法文法研究』『長文英文構成演習』の2冊は「英文の組み立て」という観点から方法論が一貫しているため、この教材の位置付けは少し浮いている感がある。語彙力増強、基本文法のチェック、作文演習量の追加など、基本的な学習の補充用テキストと認識して問題ないだろう。
  • 但し、この教材と『長文英文構成演習』の接続も悪くない。この教材で文法等の基礎知識を身につけ、英作の基礎練習をやり、『長文英文構成演習』につなげるのだと考えても問題ないだろう。
  • 逆に関東では、このテキストで文法を核とした英作文のノウハウを学び、別のテキストで実践的な練習をするようだ。関西と関東とでカリキュラムの主軸にズレはあるが、この教材で基本的な勉強が行えることに変わりはない。

長文英文構成演習
  • 京大阪大向けの英作文テキスト。作成者は塚田先生。
  • 昭和時代の旧帝大の問題から最新の入試問題まで、様々な長文英作問題で構成されている。申し訳程度に自由英作文が数題入っている年もあるが、和文英訳が中心である。
  • 前期教材にのみ付録があり、英作でテーマになりやすいジャンル毎に、知っておくべき語句がまとめられている。
  • 前期は比較的に書きやすいレベル。後期は京大チックな比喩表現や、その他直接英語に換言できない/すべきでない表現が和文に入ってくる。実際京大の過去問の中でも長くて難易度の高いものが結構選ばれている。
  • 講師の実力によって大幅に解釈=解答が違う。ある講師の解答が別の講師では部分点や不正解になることもある。授業内容にも大きな差があり、実質的に文法の確認しかしていない講師もいる。
  • 作成者の塚田先生が担当だと一年を通して大体の表現を網羅でき、和文英訳に対する根本的な姿勢も身に付く上、再現答案のウラ話も聞けるなど、非常に豊かな授業になる。長文英文を構成するプロセスを明快に解説するため、思考力がつく。

国公立大英語総合S、H
  • 国公立大志望のコースで使用される読解テキスト。
  • 『S』はスーパーの全クラスで前期のみ使用。後期からはSS・MS・LSクラスは『スーパー英語実戦テスト』、他クラスは『センター英語演習』となる。
  • 『S』はよくある国公立の読解問題からなる。レベル的には『英文読解』と『スーパー英語研究』の間くらい。単に読解の演習量を追加する役割が大きい教材である。
  • 『H』はスーパー以外の全クラスで通年使用する。
  • 上位クラスでは霜先生と竹岡先生の担当が多い。

スーパー英語研究
  • 内容理解を重視した精読用テキスト。
  • スーパーの国公立志望クラスで前期に使用する。後期は『大学別英語研究』を使用する。
  • 京大の過去問などからなる。文章は長めで内容の抽象度も高め。設問は下線部訳と要約が多い。
  • 多くの講師は、文法・構文的解説に終始する。本来なら文脈を捉えたりするのだが、他の教材との差異化が上手くいっていない。
  • 本文隣ページのFor Studyで、重要表現や構文を確認しよう。解釈用の例文として覚えるのも良い。

ハイレベル英語研究
  • スーパー以外の国公立志望クラスで前期に使用する。
  • 1~3パラグラフ程度の短めの英文が7本収録されている。難易度は全般的に易しめ。内容一致や要旨選択の設問付き。
  • 全てのセンテンスに番号が記されており、1文1文の繋がりを緻密に追いつつ、抽象→具体、因果関係、対比などの文脈を把握する訓練が行われる。
  • 後期から大学別の英語研究になる。

大学別英語研究
  • 後期に使う大学別対策の読解テキスト。基本的に英作文は扱われない。
  • 2013年度はまでは名前の後ろのアルファベットで大学名を示していた(T:東大、K:京大、O:阪大、N:名大、Q:九大、D:難関大)が2014年度からは大学名が直接書かれるようになった。
  • 『京大英語研究』は関東の京大コースでも使用されている。

センター英語演習
  • 後期から『国公立大英語総合S』or『私大英語実戦テスト』に代わって行われるテスト演習。沖先生と堺先生が作成。
  • 筆記テスト(25分)全10回、リスニングテスト(30分)全3回からなる。別冊の資料集も付属(〜15年)。
    • 筆記は第1・2問型と第3~6問型のいずれかで、大問3つ構成。問題数が多く、時間内に解き切れない人もいる。
    • リスニングは本番同様の大問4つ構成。付録で最新の過去問3年分が渡され、テスト問題と過去問の音声もついてくる。
  • 問題は色んな先生から批判されるように酷い。過去問とは全然違う。英語学習として学べることはあっても、センター対策として見るなら無価値だと言い切れる。
  • 問題は単に形式だけ似せてあり、実用英語志向の中身が全く踏まえられていない、受験英語チックなものである。複雑な文法理論の復習や構文学習の徹底などに走り、センター対策の方向性を見誤る可能性があるため、むしろ害悪だと言って良い。
  • 竹岡先生は「一応、センター本試験に似せて作ってあるが、全く非なるものであり、これから正しいセンター英語の勉強をする際に邪魔なのでさっさとゴミ箱に捨ててください。但し、リスニングだけは少しだけ使えるので残しておくように。」と言っていた。
  • 資料集に載っているのは前年度の本試と追試の問題・解答のみでほとんど役立たない。竹岡先生はお手製の解答・解説を配布することがある。藤田先生はテスト演習を殆どやらずに、「解法の説明→資料集で練習」の流れで授業するためむしろ毎回使う。

パワーアップ難関大英語
  • スーパー難関大の集中コース専用のテスト演習。
  • 前期は専ら英文和訳が課される。試験時間は20分、試験後に解説授業が行われる。
  • 後期は奇数週に英文和訳、偶数週に英作文が課される。試験時間は和訳が20分、英作文が15分。英作文は採点スタッフによる採点が行われる。

私大英語総合A、B
  • 私大クラス用のテキスト。『A』は早慶・関関同立向け、『B』は関関同立中堅私大向け。

英語総合C
  • 後期のみ使用する私大理系クラス用テキスト。

私大英語研究A、B
  • 私大クラス用のテキスト『A』は早慶・関関同立向け、『B』は関関同立中堅私大向け。

英語入試問題研究PS、PS2
  • UAクラスのみで使用される。
  • 『PS』は前期に、『PS2』は後期に使用する。中身は、ほぼ早慶の過去問から成る(僅かに上智の過去問もあり)。
  • 20年以上前の問題が多いせいもあるが、文章は長い上にかなり難しい(慶応の「辞書持ち込み可」の問題が含まれているほど)。奇妙奇天烈な単語のオンパレードである。

スーパー私大英語S
  • 早慶集中コースのみで行われる。

英語入試問題研究H、PH

私大英語実戦テスト
  • 20分程度のテスト演習の後残り時間で解説という流れ。
  • 私大志望のスーパーコースでは前期のみ、スーパー以外では後期のみ行われる。

同志社大・関関同立英語実戦テスト
  • 長文問題を中心に実際の関関同立などの私大過去問から作られている。
  • 20~40分のテスト演習の後、60~80分の解説という形で行われる。

英語総合A、B、C
  • 年明け授業で行う読解総合問題のテスト演習。
  • 『A』、『B』、『C』の3種類あり、『A』はスーパーコースの全クラス、『B』は国公立ハイレベルorノーマルコースの全クラス、『C』は私立コースの全クラスで使用する。

英文和訳A、B
  • 年明け授業で行う和訳問題のテスト演習。
  • 『A』、『B』の2種類あり、『A』はスーパーコースの全クラス、『B』は国公立ハイレベルorノーマルコースの全クラスで使用する。

語彙語法文法C
  • 年明け授業で行う語彙語法文法のテスト演習。
  • 私立コースの全クラスで使用する。

和文英訳A、B、C
  • 年明け授業で行う英作文のテスト演習。
  • 『A』、『B』、『C』の3種類あり、『A』はスーパーコースの全クラス、『B』は国公立ハイレベルorノーマルコースの全クラス、『C』は私立コースの全クラスで使用する。

長文英作
  • 年明け授業で行う難関大向けの英作文のテスト演習。
  • 国公立コースの内、二次で国語が無い大学のコースで使用する。

  • 最終更新:2017-09-02 18:40:50

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