用語集-は行

パックV(ファイブ)
  • センター演習教材。
  • 各教科、要点解説の冊子とセンター形式の問題5回分(5冊子)が収録されており、教科毎に購入できる。赤本みたいに分厚くないので、持ち運びが便利である。
  • 駿台作成なので本試よりやや難しめである。よほど実力がない限り自信を無くしかねないので、特に現役生など直前期にやるのは控えた方が無難。
  • 模試の選考落ちした問題や古い問題、センターとは似ても似つかない問題、青本との共通問題が全てを占める。誤植や問題設定のミス(『正しいもの』と『正しくないもの』の指定間違え等)も多く見受けられる。
  • ほとんどの講師が直前期には絶対にやるなと言うほど中身がひどい。書店には大量のセンター演習教材が出回っているので、そちらを買い求める方が良い。
  • 高卒校内生は冬期講習の申込み後にクラス担任から存在を知らされ、「強烈に」勧められる。LHRで申し込み用紙を配布し、ほぼ強制的に受験教科全てに丸を付けさせその場で提出させる担任もいるらしい。
  • 一般向けに販売していないこともありクラス担任は、「駿台の実力講師陣が作った素晴らしいものです」とかなり宣伝するが、考えてみれば予備校の講師が作るのは当然である。

派閥
  • 西日本(関西)と東日本(関東)の駿台講師の関係。
  • 大まかに、西日本は名古屋+関西地区+広島+福岡、東日本は札幌+仙台+首都圏である。浜松校は東西折衷であるような感じだが、一応関西に入る。
  • 所謂「大人の事情」で対立しており、特に指導方針の違いが顕著。授業中に批判が展開されることもしばしばで、教材をわざわざ関西専用、関東専用と分けている理由でもある。関西専用には表紙にKと表記されている。
  • 物理科、現代文科、英語科は対立が顕著。一方、生物科に関しては東西で非常に友好的である。「神と大王のいる関西の化学講師陣は最強やでぇ(ドヤッ」「メルクマールとか誰が使うの?」など信者バトルが見物。
  • 『冬のセンター現代文』ではかつて中野先生と関東の霜先生がそれぞれ作成し1冊に合併したらしいが、中野先生は霜先生作成の問題に対し「こんなの絶対出ませんから」「こんな変な構文の選択肢ありませんから」「おかしいですやん」と強調していた。一方、霜先生は中野先生の用いる読解法をチャチでインチキだと度々批判する。
  • 物理科においても、関西関東合同の会議を行うと、指導方針からテキストの編集までぶつかる事が多いらしい。
  • また、関東の作成した問題やその解説は、レベルの低い受験生にとって不親切なようである。

阪神タイガース
  • ご存知甲子園球場を本拠地とするプロ野球チーム。他球団に比べて熱狂的で荒いファンが多い。かつては試合中に自軍の選手にまで罵声を浴びせていたほど。
  • 駿台の講師でもこのチームのファンの人が多く、勝敗で機嫌がガラッと変わる人もいる。

必修/必須
  • 駿台でよく使われる言葉。
  • 使用例は、開講準備必修講座、模試の受験は必須、講習で通期のカリキュラムを補うための必修講座など。
  • 駿台が定めるルールであるかのように聞こえるが、実際は各自で取捨選択できる/すべき。

フォローアップ授業
  • 苦手解消を図る講座。基礎事項のうち盲点になりがち/混乱しがちなポイントを重点的に扱う。
  • センター試験の科目別の得点が、駿台の基準点に到達していない人は必須の授業となる(高卒)。
  • しかし、基本的に受講は希望制。人気講師が担当している場合もある。
  • テキストは非常に薄い。授業は休日に実施される。

プラスワン(コース)
  • 高卒の通期カリキュラムに、映像の『センター試験対策講座』を1つ安値で加えるコース。
  • 少しお得に見えるが、通期カリキュラムの内容だけで十分なので優先度は高くはない。実際、申し込む人は少ない。
  • 但し、学力増強が受験生の至上命題なので、通期の担当講師があまりにも合わない/満足できないなら、映像授業の追加を検討する事態が起こりうる。途中からの追加も当然認められるが正規価格となるので、気になるなら初めから追加しておくと得。

プランニングシート
  • 講習期間の計画表。パンフレットに挟まっている。
  • カレンダー形式であり、講習の時間割に合わせて学習計画が書き込める仕様になっている。長期休暇の学習を講習中心に動かすなら使いやすい。
  • 講習前にクラスリーダー/担任による作成例が各校舎に張り出される。しかしこれは、上からの圧力でとんでもない計画になっているので、基本的に参考にしてはいけない。受講数の適量感覚が麻痺するので、一切見ない方が良い。

プリント
  • 授業中に配られる紙っぺらのこと。
  • 講師自身による作成だが、授業の補助教材のように扱う場合もあれば、テキトーに流す時に使われる場合もある。
  • 充実したプリントを配布する講師が多いので、色ペンは書き込みやすいよう、予め太すぎないものを使うか、細めのものを追加で準備するかを勧める。
  • 偶にプリントの束がホッチキスで留められているが、あれは教務の方々が1つ1つ手作業で留めているらしい。端が揃ってなかったり、表裏が反対になっていたりして嫌々感が出ている校舎もある。
  • 因みにどの講師がどの位プリントを使っているのかを、駿台上層部が管理しており、その講師に圧を掛けているらしい(大概無視されるが)。因みに上位は竹岡先生、岡田先生(地理)、山下先生、藤田先生ら。

プレ
  • 代ゼミが行う大学別の模試。駿台がセンター前に行うプレテストとは別物。
  • 代ゼミプレは作成者が1人らしく、その人の影響が色濃く現れて問題の質の差が激しいらしい。
  • 特にセンター模試はおかしな問題が多く、大学別模試も入試問題の使い回しがあるなど、極一部の問題を除いて質はかなり悪い。それなのに問題的中(笑)を売り出していたりする。良いものはせいぜい紙質位である。
  • それゆえか、他塾の大学別模試と比べると受験者数が少ない。

フロンティアホール
  • 自習室兼談話室。食事用の部屋。通称「フロホ」。
  • 大阪校では2012年度まで食堂も併設していたが、メニューはあまり美味しくなく、不満を洩らす講師もいた。一方で京都校には食堂が残っており、こちらは結構美味しい。
  • 池上(和)先生をして「多浪への第一歩」と言わしめた魔境である。常にリア充やDQN(大抵下位クラスの生徒+SS/LSクラスの上位層)が騒ぎ、合コンを開いているため危険。騒いでいる人々に加わることは、授業を切ること並に危険極まりない。
  • ただ、友達や恋人と一緒に勉強することで、物凄くやる気と集中力がUPするという人もいる。時間をあらかじめ決めて、ここでみんなで休憩/情報交換するというグループもある。メリハリのつく人にとってはリラックスできる良い場所。メリハリがつかないのは当人の意識またはその集団の意識に問題があり、そういう場合は極力ここに来ない方が良い。
  • 自習室が満席ならここで勉強することになるため、耳栓の役割を果たすアイテムを常備しておくと良い。ただ、ここで勉強するぐらいならスタバなどよそへ行くという人も多い。メリハリの付けられない知人が長話をふっかけてくる。「よぉ、久しぶり!」
  • 友人の一人ひとりに、「集中している人には話しかけない」「長話はせず、勉強のために会話を途中で打ち切る」などのモラルを持たせておけば、ある程度勉強しやすい環境が整うかもしれない。
  • また、校内放送は騒音のため完膚なきまでに掻き消される。なお、センター直前期にやかましさがピークに達する。
  • ここに入り浸っているウェイ系浪人生のことを「フロンティアフール」と呼ぶ人がいた。また、ここを「多浪生育成ホール」と呼んでいる人がいるとか。まあごもっともであろう。

分子模型
  • 駿台には珍しく備え付けられている化学科の小道具。ほぼ全講師が構造の理論、有機化学の分野で多用する。1セット10万円近くと異様に高い上に、落としたりちょっと曲げたりしただけで簡単に壊れるため、かなり恐る恐る扱われる。壊すとパーツ代は弁償らしい。需要と供給のバランスで、こんな物を欲しがる人が中々いないから異常に高いんだとか。(白井先生談)
  • 壊された物が講師室に置かれていると星本先生が出講する校舎では師が修理するらしい。
  • 因みに生徒用の小さい物は2000円ぐらいで本屋等で誰にでも買えたりする。石川先生が構造の理論で単位格子の説明をする時は、発泡スチロールでできた球体をくっつけた物などを使用したりする。

別館(大阪校)
  • 大阪校の本館の横にある5階建ての建物。
  • 一度本館から出ないと行けないので雨の日などは少々濡れる。
  • 1・2階が個別指導ルーム、3・4・5階がブース型自習室。
  • 利用するには学生証が必要で、しかも基本的に出入り自由でない為、アンチ別館派も少なくはない。が、何故かよく満席になる。
  • 講習期間では座席券を巡り血みどろの争いが繰り広げられる。

ベネッセコーポレーション
  • 妙に凝った勧誘マンガ付きのDMとオサレなCMで有名な現役生向けの通信教育事業。
  • 現役東大、京大志望生向けに東大特講√T、京大特講√Kを設置している。
  • 駿台と模試やセンターリサーチで提携しており、提携して作成した駿台・ベネッセ模試は駿台生必須模試である。
  • センターリサーチは河合塾のよりもA判定が出やすく、浪人生の自信になる。
  • 2014年7月に個人情報を漏洩させてしまう事件が起きたが、駿台生もスンベネ模試で個人情報を提供させていたため、情報漏洩のお詫びの手紙が来た駿台生がいたとか。(筆者もその1人である)
  • CM「クロスロード」は必見。勇気とキャンパスライフへの希望が貰える。

勉強
  • 自分の人生を豊かにするための自己研鑽。浅学な者ほど毛嫌いするもの。やらなくても死にはしないが、色々と損をする。
  • 早いうちから、日々の勉強内容に受験への方向性を持たせるのも良いが、それだけでなく、できるだけ広く深く学ぶことこそが大切であり、長い目で見て本当の強みにつながる。
  • 本来、学ぶべきことは無限に広がっており、取り組むべき時期も自由である。学校や受験で扱う科目が絞られているのは、様々な制約があるからに過ぎない。

ペン回し
  • 授業中や試験中に行われる芸。時折ペンが落ちて音を立てる。浪人回しとも言われる。駿台発祥との噂が・・・。
  • 現在では"Pen Spinning"として世界大会が開かれるほど世界中でアツい芸当となっている。
  • 結構な人がやっているだろう。中にはずっと回し続けているペン回し依存症も。様々な技があるが、一回転させるものや別の指に移動させるものが一般的。
  • これにより集中力が高まると主張する者もいるが実際のところ効果があるかは分からない。
  • しない人(の一部)にとっては貧乏揺すり、鼻啜りと並ぶ集中力ブレイカーである。隣の席で延々と回されるとうっとうしい。よく落とす下手っぴにはヘイトが溜まっているので要注意。
  • 竹岡先生などこれを嫌っている講師もおり、目に留まると注意されることもある。

防衛医科大学校
  • 埼玉県に存在する防衛省管轄である全寮制の医科「大学校」(大学ではない。けれど博士課程まで取れる)。
  • 卒業後9年間自衛隊として働けば学費無料+給料が貰えるという点が学費の高い所の多い大学医学部の中で目玉となっている(余談だが私立の医学部で学費タダなのはここと自治医科大学のみ、安い所は産業医科大学で学費が計1000万ぐらいと国公立よりやや高いぐらいである)。
  • 全寮制であり自宅から通うことは出来ず寮に入れられる(一応土日や長期休暇は外出が許されるが)ので注意。
  • 更に自衛隊宜しく上下関係が厳しい。
  • 一次試験の入試日程が11月と早く、駿台では実力を試そうキャンペーンのようになっており、医学部コース生の多くにカモにされる(一次試験しか受けない生徒も多数いる)。
  • そのため防衛医大の入試説明会は必ずと言って良いほど満員御礼となる。
  • しかし難易度は高く、受験者の殆どが落ちモチベーションが下がる。逆に一次試験で合格するとモチベーションが上がる。
  • 本気で合格したいならこの学校特有の択一式試験(いわゆるマーク型だが難易度も量も凄い)で7割5分以上取れるようにしておくと良い(落ちる人の殆どがこれの得点で行う足切りに引っ掛かって落ちるため)。
  • 因みに京都校・大阪南校の高卒校内生は択一式の予想問題を受けられるが大阪校ではそのようなサービスはない。大阪校でも是非して欲しいものである。
  • 二次試験は12月中旬に埼玉県の校舎内で行われる。冬期講習を申し込む際二次試験と日程が被らないよう注意。
  • 二次試験は実質小論文で一次試験の得点に多少点数を加点し面接+身体検査で不適格者を落とす試験だったりする(つまり大体一次試験の得点で殆ど合否が決まる)。
  • なお身体検査に引っ掛かるといくら点数が良くても落とされる(特に色覚異常は間違いなく落とされる)ので、志願者は予め受験案内をよく見ておこう。
  • もし滑り止め校としてこの大学校を視野に入れている場合、医学部入学に拘らないのであれば、同日に入試を行い、学費がタダであり、かつランクが高い(東大理IIレベル)と防衛医大に条件が近く、自宅通いが出来て、防衛医大に比べて規則が緩い気象大学校を代わりに受けるのも手(気象大も倍率が高いが防衛医大ほどではない。身体検査もあるが内科検査のみ。)。

補講
  • 通期の平常授業のカリキュラムにプラスして行われる授業のこと。
  • 講師が休講を出したり、テキストの進度が遅れた時に組まれる。基本的に休講日や模試のない土日、前後期終講後の数日間に行われる。
  • 『物理SPart2』『化学SPart2』は補講が出ることが多い。大阪校では前期終講日の翌日の補講日には化学の先生が4人も同時に出講したことも。
  • 仕事が増えるのに給料は同じため講師はあまりやりたがらない。生徒としてはありがたいが、社会人にとってタダ働きはブラック、社畜、地獄である。
  • しかし、一部補講のプロもいらっしゃる。(山下先生、星本先生、所先生、嶋田先生(化学)、三森先生(数学)、岡田(了)先生(地理)etc.)感謝m(._.)m、敬礼( ̄^ ̄)ゞ。
  • 「補講2時間入れたからよろしくな!」(by三森先生)

本番レベル模試
  • 日本一のブラック予備校、東進の模試。
  • 年に6回(浪人生は実質5回)あるセンター模試やかなり質が粗悪な記述模試(難関大・有名大本番レベル模試)がある。
  • 大学別模試も色々あるが、東大模試以外は質的に良くない。
  • まぁ、東大模試も褒められたものじゃないけどね。

  • 最終更新:2017-08-15 15:12:30

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